みなさんこんにちは!今回は財務スキルについてお伝えしていきます。
財務スキルといえば、数字ばかりで難しいイメージがありますが、私でも理解できるほど簡単です。
では始めていきましょう!!
みなさんは、友人や知人と食事に行った時、
「あのお店って絶対儲かってるよね」って会話した事ないでしょうか?
おそらく誰しもあると思いますが、実際に「本当に儲かってるのか」という所まで突き詰めれるでしょうか。
イメージだけでは絶対にダメです。数字に落とし込む事が大切です。
では、その為の財務スキルについてお話ししていきます。
- 数字が弱い方
- 損益計算書(PL)が読めるようになりたい方
- これから事業を自分でやっていきたい方
- PLが見て、理解できるようになる
- 企業分析が数字ベースで理解できるようになる
- 5つの利益について理解できるようになる
Agenda(目次)
2つの大事な指標
財務スキルには2つ重要な指標があります!
損益計算書(PL)
損益計算書とは、一定期間の経営の成績表(利益)を表す指標になります。
少しわかりやすくお伝えすると、
「1年間でいくら利益を出したか」の指標になります。
賃借対照表(BS)
賃借対照表とは、一時の財政状態の指標になります。
もう少しわかりやすくすると、
①期末時点で会社に存在する財産の状態を表す
②会社資産の調達と運用を表す
この2つが賃借対照表になります。
損益計算書の理解
では、今回は損益計算書(PL)の理解についてお話ししていきます。
これだけじゃまだどれが化粧品のPLかは分からないと思います。
しかし、PLがしっかり見れるようになると、
この会社ってこんだけ儲けが出るような仕組みなのかと理解できるようになります。
さらに、自分で事業をする事ができますし、
他に事業をやっている会社に投資をする事ができるようになります。
損益計算書(PL)の仕組みは、収益と費用を比べて利益(または損失)を出している。
まずは、色々な細かいところは気にせず、この仕組みを理解しましょう。
損益計算書(PL)の利益の種類
損益絵計算書にはいくつかの利益の種類が存在します。
- 売上総利益
- 営業利益
- 経常利益
- 税引前当期純利益
- 当期純利益
どれが何だか分からないですよね。
では1つずつ説明していきます。
売上総利益
売上総利益=本業の利益(売上高から売上原価を差し引いて算出)
例えば、100円のコーヒーの原価が20円の場合
100➖20=80円
この80円が売上総利益になりますよね。
営業利益
営業利益=売上総利益から販売費と一般管理費を差し引いて算出
コーヒーを売る為にかかる費用は売上原価だけではありません。
その他にかかる人件費・広告宣伝費・家賃等、これらを一般管理費と呼びます。
これら商品を販売する為の間接的なコストを差し引いたのが営業利益です。
経常利益
経常利益=本業で獲得した利益に、本業以外で獲得した収益と費用を加算して算出
コーヒー屋さんはコーヒーを売る事が本業です。
しかし、例えばスペースをレンタルで貸し出したりすると
スペース料金=営業外収益を得ますよね。
他にも、企業で言えば株の売却であったり利息の収支であったり、
本業以外での費用や収益が存在します。
これら本業以外で獲得した費用・収益を加算したものが経常利益になります。
税引前当期純利益
税引前当期純利益=当期に発生した全ての事象を加味した利益
これは、営業外収益や営業外費用のように、毎月継続して発生するものではなく、
単発的・突発的に発生する損益になります。
例えば、キッチンが故障してしまうのは突発的で費用がかかりますよね。
店舗の売却であれば単発的に利益が発生します。
このように、単発的・突発的なものを加味したのが税引前当期純利益です。
当期純利益
当期純利益は、税引前当期純利益から法人税を差し引いたものが、当期純利益になります。
まとめると、このような形になります。
この5つの利益を理解する事で、損益計算書(PL)は格段に理解できるようになります!
損益計算書(PL)の見方
ここまで5つの利益について理解していきました。
これを理解すると冒頭の化粧品会社のPLが分かるようになります。
もう一度この化粧品の損益計算書(PL)の答えはどれになるか考えて見てください!
考え方としては、まず化粧品会社のイメージを書いてみます。
- 化粧品の原価って安い
- 全国のデパートに美容部門を配置してる
- CMで女優が多く宣伝してる
- メーカーの利益率は低い
このような情報が思い浮かんでくると思います。
1つずつ見ていきましょう。
化粧品の原価って安い
原価が安いので、まず1番左の売上原価93%が間違いだと気付きます。
ですので1番左は違いますね。
全国のデパートに美容部門を配置している
CMで女優が多く宣伝している
この2つから販管費が多いという事が分かります。
でもまだ判断するには情報が足りません。
メーカーの利益率は低い
ここでメーカーの利益率が低いのに、1番右の営業利益49%は高すぎますよね。
ですので、答えは真ん中のPLになる事がわかります。
このように、各業界の特徴は実際に損益計算書を見れば、
しっかりと知識がついてきますので是非見てみてください。
ちなみに1番左はIT業界・1番右はチケットなどの転売会社です。
IT業界は利益率が高いですし、転売会社は仕入れて金額を上乗せして販売するので利益率は低くなります。
まとめ
いかがでしたか?
これで損益計算書を見ても理解ができるようになったかと思います。
あとは実際に企業の損益計算書を見て理解を深めていきましょう!
- 2つの重要な指標を理解する
- 5つの利益について理解する
- 実際に企業の損益計算書を見て各業界の知識を身につける
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